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                    >>猫と暮らすために
                     	                   
					 CageHouseは自邸です。 
                     増え続けるばかりの本の山と傍若無人な猫たちの家です。 
                     2階のデッキは片持ちで突き出しており、その周囲はエキスパンドメタルで覆われ、 
                     この家の名の由来のCatCage(猫の檻)となっています。 
                     猫はCatCageへ専用出入り口からいつでも自由に出入りできます。 
                     以前の住まいは3LDKのマンションでしたが、猫が逃げないようにと窓は閉じたままでした。 
                     マンション暮らしでなく、猫たちに外の空気を味あわせたい。(無論、人間も)というのが家を建てるきっかけです。 
                       
                      
                      >>最適な奥行きで効率よく収納を
                      
                      そして、マンションでは廊下にまで積んであった約3000冊の本は、 
                      1階から3階までの階段の壁面にびっしりと収納されています。  
						プランは間口を2:1の比率で分割して、西側部分に空間ヴォリュームを確保し、東側部分に水回りや収納を集約しています。 
                      収納部分は収納したい物を想定し、最適な奥行きから無駄なく使えるよう考慮しています。 
                       
                      >>ローコストを目指して
                      
                      					収納の殆どは建具だけを付け、中の棚は以前から使っていたシェルフを活用し、工事費を抑えました。 
                      					収納部分は一見すると壁のようで、どこに物が入っているのかわからないように仕上げています。 
                        
                      					コストを抑えるため、実験的な要素も取り入れています。 
                      					外壁の下地をそのまま、室内の壁とし、内壁は貼っていません。 
                      					床板は足場板を敷き詰め、塗装は子どもと一緒に自分たちでやりました。 
                      杉は柔らかいので、猫の爪の痕だらけですが、愛着のある我が家になってきています。
                     
                    
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